公開シンポジウム「脳とこころから見たWith/Postコロナ時代のニューノーマルの課題と展望」
新型コロナウイルス感染拡大はわれわれ人類の社会生活を一変させました。脳内血管の感染による脳梗塞や後遺症、また3密回避、ソーシャルディスタンス、リモートワークは、ヒトの社会生活の基本であるコミュニケーションを阻害し、孤立によるストレス増大は、脳とこころの機能や発達やメンタルヘルスにも大きな影響を及ぼし、うつ病、自殺、家庭内暴力、依存症の増加が報告されています。
現在は、治療薬開発やワクチンによる感染予防および経済社会活動の支援が緊急の課題として対策が講じられていますが、With/Postコロナ時代に新たな社会活動を再興するためには、時間差をおいて生じる脳とこころの課題への科学的根拠に基づく対策が必要不可欠です。
脳は呼吸、睡眠、体温調節などの生命活動や記憶、感情、意思などのこころの活動の司令塔として重要な器官です。脳の機能は生物・心理・社会的要因が複雑に絡みその解明は容易ではありませんが、近年の脳科学研究はその突破口を見出す可能性が示唆されています。
本シンポジウムでは、コロナ禍における1)メンタルヘルス・教育・保健医療現場の課題と対策および2)脳に及ぼす影響や人工知能を用いた脳科学研究という観点からその課題と対策について、関連する学問領域が知恵を結集して、新たな提案や見解を議論することを目的としています。
イベントの詳細
開催日 | 2021年 6月 20日 |
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開催時間 | 14時 00分 |
配信方法 | Zoom |
イベント種別 | 美容・健康無料イベント政府機関・地方自治体セミナー・ウェビナー・講演会 |
参加料 | 0円 |
主催者名 (主催団体) |
日本学術会議 臨床医学委員会脳とこころ分科会 |
公式WEBサイト | http://www.scj.go.jp/ja/event/2021/309-s-0620-27.html |